初めての撮影


初めての撮影(証拠撮り)


テレビや映画でよく見かけるスパイや刑事が車内の運転席で一眼レフの望遠カメラをあからさまに手に持って撮影するシーンがありますが、現役の探偵から見ると羨ましい限りです。

映画の撮影ですから、あれくらいやらないと見る人に印象付けできないので仕方ないと思いますが実際の調査現場であのような目立つやり方では、ほぼ相手にばれてしまうどこか周りの人から奇異な目で見られてしまいます。

では、探偵はどうやって撮影するのか?

先ずは機材ですが、よほどのことが限り一眼レフのようなシャッター付きカメラは使いません。

シャッターチャンスを狙って連写という手もありますが、それでは失敗する可能性の方が高いのです。

このような場合、昼間や明るい場所ではビデオカメラを回し続けます。
距離は場所に因って変わりますが、ビデオカメラの場合は最低でも50mくらいは欲しいところです。


撮影を車内でやるか手持ちでやるのか、はたまた野外に置きっぱなしでやるかは現場の環境次第ですが、これを説明しだすとキリがありませんので、今回は車内と限定してお話しさせて頂きます。

手持ちの際は明るさなどの条件が良ければ使用するビデオカメラは家庭用のカメラで十分です。

ある程度の望遠機能とオートフォーカス機能(自動ピント調整)があれば大丈夫です。

撮影者は、できれば後部座席から狙ってください。

周辺の人から変な目で見られないと感じたら運転席でもOKです。

被写体との距離が遠ければビデオカメラに手振れ防止機能が付いていても必ずカメラを持つ手が固定できる位置(シートやハンドル等)に置くように心掛けてください。

距離が遠すぎる時は車のエンジンを切っておくことをお勧めします。

あとは被写体が出て来るのを待つだけです。
ビデオカメラが勝手に記録してくれます。



この作業を一眼レフカメラでやると素人の方は、ほぼ失敗します。
デジカメでは、まず無理です。

証拠取りの撮影の際、初めて撮影する人や慣れていない人は鼓動が激しくなり手が震えます。
カメラの余計な操作をできるだけ避けられるビデオカメラを使用することが最適というわけでする。

その後、撮影したビデオの中から「最適な一枚」をソフトを使い選び出し保存・印刷すれば証拠の出来上がりです。

ビデオカメラは一秒間で約30コマくらいの絵が撮れています。

ハードディスクやSDカード記録場合「コマ数」という表示は的確ではありませんが、目安としてお考えください。

プロの探偵は撮影に失敗は絶対に許されませんので必ずビデオカメラを一台は被写体に向けておきます。

余裕があれば一眼カメラも使いますし、長時間撮影や環境が暗いといった場合に対応するためバッテリーやナイトビジョンカメラ・カモフラージュカメラ等を環境に因って使い分けていきます。

しかし、一般の方が初めて撮影するため、そんな高価な機材を用意するは探偵を雇うよりお金がかかります。
失敗せず確実に証拠を撮影するためには「ビデオカメラ」を使用することをお勧めします。



このような、目立つ撮り方は控えて下さい。